SKKでは、弊社のクレーンを使用されているお客様に対して、アフターサポートのサービスを提供しています。クレーンの部品交換、修理、メーカー総合点検などは、下記よりお問い合わせください。
機械は、使用や経年により部品の摩耗や劣化が進み、これが故障の原因につながります。点検及びメンテナンスを確実に実施し、異常を早期発見、処置することができれば、機械設備の寿命を保ち、摩耗や故障などによる損害を最小限に抑えることができます。
SKKではより良い品質及び耐久性の向上を目指しておりますが、クレーンの性能を充分に発揮し、安全にお使いいただくためには、お客様による点検、及びメンテナンス(給油・消耗品の交換・部品整備等)が重要です。
お客様の方でしていただく点検には、日常・月例・年次点検など、定期的な点検があります。点検項目は、クレーン及び、各機器の取扱説明書をご参照ください。クレーンに関する点検は、SKKのサービス技術員による総合点検も行っております。その他、エンジンやトルクコンバーターは定期的なオーバーホールをお勧めしております。まずはお気軽にご相談ください。
取扱説明書がない場合は、SKKまでお気軽にお問い合わせください。
メーカー出荷時の取扱説明書(日本語)が提供可能な場合があります。(有償)
取扱説明書:運転操作方法、点検保守事項、油脂一覧表、ワイヤーロー プ仕様などを含む
SKKのサービス技術員が出張し、総合点検を行うことも可能です。
まずはご相談ください。
(海外の場合、対応できない場所もございます)
エンジンやトルクコンバータは経年劣化や摩耗により、性能が徐々に低下します。オーバーホールでは、エンジンコンバーターを分解、清掃し、ベアリングなど経年劣化のあるものも含めて必要部品を交換後、再組み立てします。機械性能の良好維持のためにも、定期的なオーバーホールをお勧めいたします。
一般的なオーバーホール時期の目安
トルクコンバーター:4,000時間または4年毎
エンジン:初回8,000時間、次回以降6,000時間毎
SKKではクレーン点検及びメンテナンスの結果、必要になった部品のご注文も受け付けております。SKKより供給される部品は純正部品です。各機器の性能を維持し、トラブルを未然に防ぐためにも高品質の純正部品をお使いください。
※以下はSKK大型クレーンの一例です。また、全ての交換部品を掲載しているわけではありません。使用機器や配置、及び各機器の交換部品は、クレーンによって違いますので、詳しくは取扱説明書をご参照ください。
※古い型式のクレーンは、使用している機器も古い型式のものが多く、交換部品の供給ができない場合があります。
エンジンは最も重要な機器の一つです。日々の点検に加えて、初回8,000時間、次回以降6,000時間ごとのオーバーホールもご検討ください。
各種フィルターエレメント
(三菱エンジン)
LOガバナフィルターエレメント(三菱エンジン)
クーラーの亜鉛棒
Vベルト
タコメーター
圧力スイッチ
エアフィルター
オルタネーター(ダイナモ)
フックやバケットの速さやパワーをコントロールする重要な機器です。トルコン不調は作業効率の低下に直結しています。日々の点検に加えて、定期的なオーバーホールもご検討ください。一般的なオーバーホール時期の目安は、4,000時間または4年毎のどちらか早い時期となっております。
フィルターエレメント
トルコンオイルクーラーの亜鉛棒
ベアリング
ファイバープレート
スチールプレート
シンタープレート
エア機器が不調だと、ブレーキやクラッチに不具合が出ます。
Vベルト
エアドライヤーリペアキット
エアチャンバー
エアシリンダー
アンドローダー弁
急速排気弁
ブレーキバルブ
圧力計
電磁弁(エア)
吸気フィルター
減速機はドラムの動きをつかさどっています。チェーンの損傷などにより、動力の伝達ができなくなることもあります。
減速機チェーン
油圧機器を作動させるための機器です。油圧機器が使えないと、旋回や起伏などの動きができなくなります。
チェーンの点検以外には、潤滑ポンプのストレーナの清掃なども必要です。
ハイボチェーン
ベアリング
オイルシール
圧力スイッチ
マリンクレーンは、ライニングの摩耗が進行すると、ドラムが滑ったり、ワイヤーを巻けなくなることがあります。ライニングの摩耗具合は使用頻度に比例します。摩耗がひどい場合はクラッチシューの損傷につながることもあります。
旋回、起伏の動きは油圧機器により行われますので、油圧機器の不調はこれらの不具合につながります。
ライン、リターンフィルターの交換以外にも、サクションフィルターの清掃やオイル交換なども必要です。
ラインフィルター
リターンフィルター
オイルクーラーの亜鉛棒
電磁弁
プレッシャースイッチ
冷却水をクレーンに供給する部分です。メンテナンスを怠ると、腐食による冷却水の漏れなどが発生します。また、こまめなグリス給油も大切です。
亜鉛
オーリング
ケーシング
ロータリーシャフト
カムクラッチは、マリンクレーンに使用されている部品です。カムクラッチオイル(ATFオイル)の交換は半年ごと、カムクラッチ本体のメーカー推奨交換期間は4年ごととなってます。
シーブ溝は、5mm〜8mm程度すり減ってきたら交換をおすすめします。
ペンダントロープは、仕様にもよりますが交換推奨期間は約10年となっています。
電気部品は、一般的に設計上の標準使用期間は10年といわれています。
カムクラッチ
カムクラッチ
各シーブ
シーブ溝(摩耗例)
ペンダントロープ
ペンダントロープ(ロックドコイル)
シーケンサー
シーケンサー
シーケンサー
アンプ
リレー
リレー
直流電源装置
直流電源装置
交換時期や交換部品は、クレーンの取扱説明書を参照の上、お気軽にお問い合わせください。
機械は使用により部品の摩耗や劣化が進んでいきます。機械の性能を維持し、より安全にお使いいただくための点検整備ですが、それにより品質を保証するものではありません。