DT-Kシリーズ|多目的クレーン

DT-Kシリーズ|多目的クレーン

起重機(吊る)

200t吊から700t吊までの幅広いラインナップ。
重量物メイン。グラブ、砕岩、杭打ち作業も対応可能な多目的クレーン。

DT-Kシリーズは、消波ブロックの据付作業、漁礁沈設作業、杭打ち作業等、あらゆる港湾土木工事で活躍します。

DT-Kシリーズをベースとして、ドラム構成やリーダー装置を特殊設計した本格的な杭打ちクレーンを多数納入しています。リーダーやキャッチフォーク等杭打ち作業に必要なアタッチメントの装着・分解作業を自機のみで行うことができます。

厳しい海上の環境にも耐えられる強度・安全性を誇り、日本国内はもちろん海外でも活躍しています。設計・製造は全てオーダーメイド、お客様のご要望や工事内容に応じて1台1台設計します。

製品名 DT-Kシリーズ (Diesel engine / Torque converter / K series)
主な用途 クレーン作業、漁礁沈設作業、杭打ち作業、浚渫作業、砕岩作業
カスタマイズ例 ・実用ジブ長さに応じた、最も作業効率の良いロープ掛け数のフックを選定

・グラブ作業にすぐ取り掛かれるようフックをジブに格納するフックポケットを取付

・旋回操作を行う足踏みペダルを、手操作レバーにも変更

特長

幅広い作業の実現で、あらゆる海洋工事で活躍します。

クレーン作業、浚渫・砕岩作業、杭打ち作業等、御要望に応じて設計及びアタッチメントの選定を行います。

オペレーターの疲労や負担を軽減する振動・騒音対策

独立防振キャビンを採用しています。
機械本体と運転席の間に防振ゴムを入れる独立防振キャビンを採用しています。
運転席に伝わる機械本体の振動を最小限に抑えます。

これまでのクレーンと比較し、オペレーターの疲労や負担を小さく抑えることができます。
また十分な防音対策を施すことにより、クレーン作業中でもストレスなく会話できます。

オペレーターの安全を守る監視カメラとセンサー、アラーム装置

ドラムには、監視カメラが搭載されており、作業中の安全を確認できます。

また、各過巻・過荷重に反応するアラーム機能、昇降階段に設置されたセンサーによる旋回動作ストップ等、安全確保のための様々な装置が取り付けられています。

シンプルな操作で、スムーズにバケットを開閉可能

支持および開閉レバーをクラッチに入れることで、操作レバー1本でバケットの巻き上げ、巻き下げが可能です。

また開口度計により、バケット開口度は0〜100%表示でリアルタイムに確認でき、複雑なレバー操作をせずにバケットを開閉できます。

オペレーターが使いやすい操作環境に設定可能

トルクコンバーターの速度制御、トルク制御、クレーンの様々な動作を制御する要素は、オペレーターの使いやすい設定に調整が可能です。

ブレーキ付トルクコンバータ

独自開発の逆転ブレーキの作用により、軽負荷での動力による巻下げを可能にしました。
電子制御との組合せによりパワフルでスムーズな動作と、繊細な速度コントロールを実現。負荷に応じて巻上速度が自動で変化することにより、運転時のショックを和らげます。

主なオプション

GPSグラブ施工管理システム

作業位置・浚渫深さをリアルタイムにモニターで確認できます。事前に目標を設定することで、モニターを通じて作業進捗を確認でき、正確で無駄のない操作が可能になります。また、作業は記録されているため、振り返りや報告に活用することができます。

水平掘制御装置・深度計/開口度計

水平掘制御装置は、SKKが1989年に開発した海底の浚渫跡が水平になるよう、バケットを降下させる制御システムです。バケットの降下深度を自動的に検出・制御でき、浚渫の掘り残しを大幅に減少させることに成功。迅速で、高精度な浚渫作業が可能になりました。

深度計は、設定深度でのバケットの自動減速及び自動停止を可能にする計測器です。着底後のロープの繰り出しもなく、作業時間の短縮に繋がります。また、開口度計によりバケットの開口度を0〜100%の幅で確認することができます。

フックポケット

使用していないフックをポケットに格納することにより固定します。これによりフックを取り外すことなくバケット作業を行う事が可能です。作業時間の短縮に繋がります。

杭打ち機能

杭打ち用リーダーの取付及び取外しを自機で行うため、応援機不要で経済的に優れています。
また、斜め前、後方での杭の打設が可能です。転船が少なく複雑な組杭の打設が効率よくでき、施工能力が向上します。
リーダーのスライド機構により、リーダー高さを自在に調整することができます。多種の杭長さや、前方障害物を越えた杭打ち作業などに威力を発揮します。杭打ち施工管理装置を装備することで、船体の位置決めや杭の位置、傾斜角、高さなどをリアルタイムでモニターで確認でき、作業効率を高めます。安全で迅速な杭打ち作業を支援する、電動式ゴンドラを装備することができます。