GDT-EHシリーズ｜ハイブリッド式グラブ浚渫クレーン

排気ガスの排出量規制が大きな問題となっている今、重機業界でも、SDGs対応の観点などから環境対策への取組みが重要になっています。そんな中で開発されたのが、このハイブリッド式グラブ浚渫機システム。
グラブバケットの巻下げ時のエネルギーを蓄電装置に蓄え、巻上げ時に蓄えた電気をアシストとして活用するという仕組みです。従来機と比べ約20～30％の燃費低減を図ることができます。
浚渫能力を落とすことなく、環境への配慮も可能となります。

「GPSグラブ施工管理システム」により、目視での確認が難しい海底における浚渫箇所や浚渫深度を、モニターで確認しながら工事作業を進めることができます。
作業進捗は記録されており、次の作業もナビゲートしてくれるため、無駄のない作業が可能です。

また「水平掘制御装置」により、掘り残しを大幅に低減。「深度計」の機能により、正確な設定深度での作業ができるため、作業の効率化にもつながります。

機械本体と運転席の間に防振ゴムを入れる独立防振キャビンを採用しています。
運転席に伝わる機械本体の振動を最小限に抑えます。

これまでのクレーンと比較し、オペレーターの疲労や負担を小さく抑えることができます。
また十分な防音対策を施すことにより、クレーン作業中でもストレスなく会話できます。

ドラムには、監視カメラが搭載されており、ワイヤーの状態を確認できます。

また、各過巻・過荷重に反応するアラーム機能、昇降階段に設置されたセンサーによる旋回動作ストップ等、安全確保のための様々な装置が取り付けられています。

支持および開閉レバーをクラッチに入れることで、操作レバー1本でバケットの巻き上げ、巻き下げが可能です。

また開口度計により、バケット開口度は0〜100%表示でリアルタイムに確認でき、複雑なレバー操作をせずにバケットを開閉できます。

トルクコンバーターの速度制御、トルク制御、クレーンの様々な動作を制御する要素は、オペレーターの使いやすい設定に調整が可能です。

SKK独自開発のトルクコンバーター。電子制御によってパワフルでスムーズな動作と、繊細な速度コントロールができます。浚渫量の重さ、負荷に応じて巻上速度を自動で変化させることで、運転時の衝撃を和らげ、スムーズでストレスの少ない操作性を実現しています。