強靭で人と環境に優しいクレーン作り
株式会社SKKは、海上クレーンメーカーとして、港湾工事に関わるお客様と共に製品を設計・開発することで、
社会発展や防災対策に貢献してきました。
おかげさまで現在では、日本国内において海上クレーンのトップメーカーであり、
海外においても30ヶ国以上で製品が使われています。
海上クレーンの主な活躍の舞台は港湾。港は、貿易における国の窓口であると同時に、自然災害から人々を守る重要な場所です。
私たちSKKは、海上クレーンのリーディングカンパニーを目指し、
これからもより良い製品・サービスの提供に努めてまいります。
STRENGTH01
頑丈で機能的、
高品質な海上クレーンを
60年以上つくり続けています。
SKKは、1956年に四国建機株式会社として創業を開始し、海上クレーンメーカーとしてお客様と共に製品をつくり続けてきました。専門技術を磨き、時代の変化や要望に合わせて改善を繰り返してきた結果、現在では、様々な国の港湾工事で使用いただけるようになりました。
STRENGTH02
SKKのクレーンは全てオーダーメイド。
お客様の要望に応えるクレーンを製造します。
SKKの海上クレーンは、数千の部品を高度に組み合わせて製造しています。ひとつとして同じものはなく、港湾工事を担うお客様のご要望や、時代と共に変化してきました。今後もお客様と共に製品開発を推進してまいります。
STRENGTH03
海上クレーンメーカーとして
アフターサポートまで
一貫して対応します。
クレーン納品時には、お客様へ運転指導や作業立合いをさせていただきます。出荷後1年のメーカー点検や、お客様のご要望に応じ、修理や部品交換などの対応を行います。
STRENGTH04
大型の機械・鉄鋼構造物の
製造が可能な多度津工場
1975年、香川県に専用岸壁を有する多度津工場を開設。より大型のクレーン製造要望に応えるために1987年に第2工場、2019年には第3工場を増設し、国内では数少ない大型機械の製造が可能な体制が整っています。
日本は、小さな島国で周囲を海に囲まれ、また豊富な水資源と共に川の多い地理的な特長があります。古くから台風の通り道でもあり、大雨による河川の氾濫や高波による防波堤の決壊などと隣り合わせにありました。
しかし日本人は、災害から逃げるのではなく、港湾工事を発達させながら、現在まで海岸沿いに都市を築き生活をしています。
海上クレーンの存在は、"自然災害大国" 日本において重要な位置づけであり、私たちSKKが、その日本でクレーン製造技術を進化させてきた結果、世界中で活用いただける製品を生み出すことができた理由の一つなのかもしれません。
大型海上クレーン
土砂を掘る、物を吊り上げる、海底に杭を打ち込むなど港湾工事に必要な様々な機能をもつ海上クレーン。
マリンクレーン(ガットクレーン)
砂利や石材などの工事用資材を荷役する小型の海上クレーン。港湾だけでなく、河川やダムでも活躍しています。
その他製品
海上クレーンの設計・製造技術を生かした海洋工事関連製品を製造しています。
SKK(旧四国建機)では、1970年代、他社に先駆けて、オメガドライブ付きのトルクコンバーターを採用しました。これは、つかむ量の重さが変わった場合、その負荷に応じて巻上速度が自動で変化するという仕組みです。この技術を開発したから、SKKが今日まで発展したといっても過言ではありません。現在も改良・改善を続けながら、SKKクレーンの心臓部で活躍を続けています。
水平掘制御装置は、かつて船員の熟練度によって差があった土砂の掘り残しを少なくするため独自開発された装置。コンピュータ制御を使い高精度で掘り残しなく均一な深度で工事ができます。この装置により工事の品質が引き上げられたのはもちろん、船員さんの疲労軽減にもつながりました。また、掘り過ぎを防ぐ環境にやさしい仕組みの一つでもあります。
排ガスやCO2排出量の規制が大きな問題となっている今、建設機械業界でも、SDGs対応の観点などから環境対策への取組みが重要になっています。そんな中で開発されたのが、このハイブリッド式グラブ浚渫機システム。グラブバケットの巻下げ時のエネルギーを電気に変換し蓄電装置に蓄え、巻上げ時に蓄えた電気をアシストとして活用するという仕組みです。この5年で3台のハイブリッドシステム搭載の浚渫クレーンが出荷され、活躍しています。
様々な資格を持つSKKの社員が1台1台、安心してお使いいただけるクレーンを作り上げています。
(資格者数は2023年3月16日時点)
資格名 | 資格者数 |
---|---|
溶接マイスター四国 | 1名 |
土佐の匠(溶接) | 1名 |
JIS溶接技能者 | 13名 |
NK溶接士 | 23名 |
WES8103溶接管理技術者 2級 | 2名 |
技能検定1級 金属熱処理(一般熱処理) | 1名 |
技能検定1級 機械加工 | 4名 |
技能検定2級 金属熱処理(一般熱処理) | 2名 |
技能検定2級 機械加工 | 2名 |
エネルギー管理士 | 1名 |
電気主任技術者(2,3種) | 2名 |
電気工事士(1,2種) | 9名 |
非破壊検査技術者 超音波探傷試験 LV1 | 1名 |
非破壊検査技術者 極間法磁粉探傷検査 LV1,2 | 2名 |
浸透探傷試験 LV2 | 2名 |
クレーン運転士(5t以上) | 48名 |
移動式クレーン運転士 | 54名 |
揚貨装置運転士 | 9名 |
フォークリフト(1t以上) | 71名 |
第1種衛生管理者 | 5名 |
高知県では、二人目の認定となる「溶接マイスター」石村
営業
港湾工事や海上クレーンに関わる様々なご要望をお伺いし、お客様のニーズにご対応できるクレーンの仕様をご提案します。
機械設計
数千点に及ぶ部品や機械を組み合わせ、力強く頑丈で壊れにくい海上クレーンの設計図を起こす仕事を担当。
電気設計
操作性や安全性を向上させる電気回路の設計をし、様々なシステムを開発しています。
工務
クレーンに必要な部品や資材を適切なタイミングで調達し、製造現場に送るとともに、工程管理を行います。
品質管理
ISOの担当部門として、「品質パトロール」や「製品パトロール」を実施し、クレーンの品質を守ります。
製造(本社工場)
設計部門で作成された図面をもとに、実際に素材から一つひとつ加工し、部品を組み立てていきます。
製造(多度津工場)
大きく重たい海上クレーンを最後に完成させる仕事は、大きな工場や工作機械を擁する多度津工場が担います。
サービス
海の上で様々な工事を行う海上クレーン。長く性能を維持し、安全性を保つために総合点検を行います。
管理
クレーンを製造するメンバーを支えるSKKの管理部門。総務・経理・広報・人事などを担当する縁の下の力持ち。
SKKのマリンクレーンを初めて使うお客様を対象に、クレーンの操作方法を学ぶ「クレーン学校」を開催しています。
基礎知識や法令、メンテナンス方法などの座学と、陸上に設置したマリンクレーンを使った操作方法のトレーニングを行っており、現場で役に立つと好評です。
※実施時期や内容については、弊社よりお客様にご案内しています。
高知市の住宅街、横浜地区と瀬戸地区を元気にするために立ち上がった「よこせと連携協議会」。
若手メンバーを中心に、よこせと連携協議会の活動にも参加し、地域の方々と共に地域を盛り上げる活動も行っています。
SKKは高知県を本社とする企業として、防災のイベントや、中学生向けのキャリア教育・仕事紹介の機会の提供など、地域の学校・企業・住民の皆さんと連携していきたいと考えています。
本社近くの「横浜保育園」さんとは、運動会や参観日がある際に会社の駐車場を開放、勤労感謝の日には園児たちがお礼の挨拶に本社を訪れてくださり、子どもたちと交流させていただいています。
SKKのクレーンを見学に来ませんか?
SKKでは、中学生・高校生を対象とした会社訪問、工場見学を積極的に受け入れています。
海上クレーンのような大型の機械を製造している現場を見ることができると好評いただいています。
日程や内容は、引率の先生やお申し込みいただいたグループの代表の方と相談して決めています。
ご興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせください。
一般の方や大学生の方で希望される方も、まずはご相談ください。